
簿記の資格をとりたいけど、日商簿記3級でいいのかな?予備校も行ったほうがいいのかな?
結論から言うと、日商簿記3級でOKです。簿記の検定は以下の通りです。
日商簿記検定(日本商工会議所)4級~1級
全経簿記能力検定(全国経理教育協会)基礎、3級~1級、上級
全商簿記実務検定(全国商業高等学校協会)3級~1級
日商簿記検定が最も知名度がある試験で、勉強をするならばこの日商簿記3級から始めると良いでしょう。このブログでもこの検定を中心に解説していきます。以下のページで大まかに解説しますので参考にしてください。
日商簿記検定のデータ

簿記3級は毎回45%の合格、と比較的取得しやすいのに対し、簿記1級は10%(合格者1000人程度)と狭き門になっています。大学生の皆さんは、簿記2級までをとりあえず取得してみて、もし、税理士や公認会計士になりたいならば簿記1級をめざしてもいいのではないでしょうか。
なお、簿記3級を飛ばしていきなり簿記2級を受験することや、併願受験することが可能です。
※勉強時間について…効率よく勉強すれば、この時間より短く合格できるかもしれません。逆に、独学で勉強方法が分からず悩んでいる人はこれより時間がかかるかもしれません。筆者は後者でした。
※簿記2級について…試験範囲改正により、「連結会計」を勉強する必要があります。改正前よりも勉強時間がかかります。
日商簿記4級は勉強しなくて良い?
結論から言うと、日商簿記4級は勉強しなくて問題ないです。初学者であっても、3級のテキストで十分理解できます。万が一、3級が理解できない場合に4級のテキストを購入することを検討してはいかがでしょうか?
日商簿記3級を飛ばしていきなり2級を勉強してよい?
可能な限り3級から勉強すべきです。結果的に3級受験をとばして2級受験をすることとなったとしてもいきなり2級から勉強というのは避けるべきです。なぜならば、簿記2級は3級の積み上げで成り立っており、3級を把握していることを前提にテキストが構成されているからです。
詳細はこちらの記事を参照
日商簿記検定の勉強法
基本は、テキストと問題集(+過去問)で勉強することになります。大学生で、簿記の授業を取っているならテキストと問題集は持っているはず。大学の単位を取るだけならばその2つで良いですが、検定試験に合格することを考えると過去問もあったほうが良いでしょう。
検定試験に向けての具体的な勉強方法については「」
日商簿記検定の申し込み
次回153回は11月17日(日)(1~3級)、154回は2020年2月23日(日)(2、3級)となります。試験日の約2か月前から各地の商工会議所などで申し込むことができます。
受験料は
2級 4,720円(10%税込)
3級 2,850円(10%税込)
詳しくは「」
予備校に申し込むべき?
簿記3級であれば、独学で十分可能です。ただし、確実に合格したい人や簿記2級、1級以上を目指したいという人は申し込むことをおすすめします。
有名な予備校は大原、TAC、LECですね。
種類
大きく分けて通学or通信(WEBまたはDVD)講座に分けることができます。
通学校舎はターミナル駅近くにあることが多いです。平日:夜授業(18:00、19:00スタート)+土日授業というのが多いですが、場合によっては朝、昼のコースもあるとのことです。
個人的には通学をベースに欠席したときにWEBでフォローをする、というコースがおすすめです。予備校の先生の話ですが、通信のみに比べて通学講座は合格率が高いとのことです。
講義から答練、模試がすべて含まれているパックが一般的です。しかし、予備校によっては「過去問の解き方講座」など部分的に受講できるオプション講座もあります。皆さんの実力レベルに合わせて受講するか検討してみてください。
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