大学で財務会計論や会計学をとろうと思っているけど、難しいかな?注意点はあるかな?
シラバスに財務会計論や会計学と書いてあるのを見たことがあるかもしれません。
簿記とは違う気がするが、「会計」とついているからとりあえずとってみよう、と思っていませんか?
自分のレベルと合っていない授業をとると大変なことになるかもしれませんよ?
この記事では、授業を受けるうえでの注意事項を筆者の経験を踏まえて解説します。
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「財務会計論、会計学」を学ぶにあたっての注意事項3点
まずは、授業の内容を把握しましょう。先生によって試験難易度の差が大きいためです。
テキストのタイトルより判断する
授業で使うテキストのタイトルに「簿記」が入っていなければ「理論科目」の可能性が高いです。記述問題が出されます。
この理論科目が曲者で、いったん簿記で仕訳を理解してからでないと内容把握が難しいのです。
特に中級簿記(簿記2級相当)や上級簿記(簿記1級相当)と同じ学年で学ぶと、何のことを先生が話しているのか意味不明になります。
さらに厄介なのは、授業によっては日商簿記1級の理論レベルを超え、公認会計士財務諸表論の入門レベルに達している場合があることです。
最初の授業で判断する
最初の授業で、どのあたりの難易度なのか見極める必要があります。最初の授業の時点では履修登録が固まっていないことも多く、撤退もしやすいと思います。
授業の難易度や前提となる簿記のレベル等を先生に聞くのがおすすめです。ついていけないと判断したらきっぱりと撤退しましょう。
シラバス(&参考文献)で判断する
あとは、シラバスに載っている「テキスト・参考文献」を授業前に立ち読みして、内容が意味不明なら授業とらない方がよさげです。半分程度わかるなら取ってもいいかもです。
参考文献の帯に公認会計士試験・税理士試験の入門書とか書かれていたら…まあ、レベルはそういうことです。逆に、これらの資格を勉強中ならおすすめの授業です。
簿記の履修レベルとタイミングによってはいい感じに単位が取れると思います。
定期試験に向けて
もし残念ながら、授業が必修で簿記未修なら、該当分野の簿記(計算)を全力で自習する必要があります。先生の話が意味不明の場合は参考書を必ず入手してください。
定期試験の過去問を手に入れない限りは悲惨なことになります。参考書はスタンダードテキストあたりが参考になるかと。
筆者の場合は公認会計士試験の財務会計論を予備校で勉強したため、何とか単位をとれました。
しかし、あまりに先生の話が難解で、意味不明だったので後期の授業は取りませんでした。(欠席が増えすぎて教室スカスカになっていました。)
※日商簿記1級に比べ全経簿記上級は理論>計算のため、全経簿記上級のテキストを手に入れるのもいいかもしれません。
一方、テキストの穴埋めや選択問題など簡単な定期試験であれば、暗記でごり押すことも可能ではあります。簿記2級相当+暗記力で何とかなります。
授業内容の具体例
シラバスを見て、
例:資産とか有価証券とか書かれている
簿記で時価評価等の仕訳を思い出してみてください。
こんなやつですね。
「売買目的有価証券100/有価証券評価益100」
この論点について仕訳を使わずに説明する、ということを考えてみましょう。
「(売買目的)有価証券は期末に時価評価。差は費用、収益計上する。」という感じが答えになります。
簿記のテキストでいうなら、例題の仕訳ではなく、その解説を重視する、ということですね。
おまけ:会計学に数学は出てくるの?数学が苦手だけど簿記は大丈夫?
答え:OKです!
簿記3級や2級では、中学生や高校生の数学を使う場面はほとんどありません。
数学が得意であればシナジーはありますが、苦手でも会計学・簿記の試験は合格可能です。
ただ、簿記1級の管理会計で一部、数学を使う箇所があるので、注意ですね。
(例えば、1級の管理会計論に線形計画法の論点があります。)
※公認会計士を目指す人で、選択科目が経営学か統計学の場合は数学必要です。学ぶ前に数学の復習はしておいたほうが良いですね。
おわりに
筆者の先生からの受け売りですが、大事なことを言いますね。
それは…
理論科目の授業を受ける際は「簿記(計算)のテキストを手元に置く」です。
今、具体的に何の仕訳をしているのかを考えると理解度があがる、とのことです。
先生や友達に聞く、図書館、ネットで調べるなど様々な手段を使って単位をとりにいきましょう。
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