授業で簿記を勉強したあと、日商簿記3級を受験したいです。何をすればいいでしょうか?
大学の先生に勧められて受験をする人もいるのではないでしょうか?
2月受験ならば、1月中旬~下旬にかけて申し込むことができます。定期試験が終わってから資格試験当日まで数週間程度あるでしょう。
この間に何をすればいいでしょうか?筆者のおすすめ勉強法を紹介します。
テキストを最初の範囲から復習(解きなおし)する。
大学で1年間(4単位)学んでいるならば、春学期の範囲を忘れてしまっている人もいると思います。そこで、授業内に間違えたところを中心に解きなおしをしてみてはいかがでしょうか?
得意な分野、苦手な分野が分かるはずです。本番形式の問題を持っている人は力試しに解いてみてもいいかもしれません。
苦手分野を集中的に勉強する。
苦手分野をつぶすため、時間をかけて勉強します。
弱点となっているところをまとめてみても良いでしょう。
苦手分野、わからない分野をつぶすには…
・もういちど持っているテキストの解説を読んでみる。
・学校の先生に分からないところを質問してみる。
・ネットで簿記入門を解説しているサイト、動画を見て調べる。
・他の参考書を買って読む。 など あります。
過去問で勉強する。
簿記3級であれば、過去問無しでテキスト+問題集で合格することは可能です。しかし、過去問で勉強した方が、合格率が上がるというのが筆者の意見です。
過去問で勉強するメリットは以下のとおりです。
・まったく同じ問題は出ないが、似ている問題は出るので雰囲気が分かる。
・自力で解いてみることで、現時点での実力が分かる。
・意外と120分解き続けることで、その試験時間に慣れることができる。
2000円~3000円で手に入れることができるのでおすすめです。試し読みをしてみて、自分にあった本を買うとよいでしょう。
買った後
まずは、お試しとして最新一回分を自力で解いてみましょう。意外と点数が取れないものです。
そこで、解説を見ながらでいいので最新数回分について2、3回繰り返し解いてみてください。
なぜこの処理をするのかテキスト等に戻りながら考えてみましょう。テキストの例題を解きなおしてみるのもいいでしょう。
その後、もう一度自力で過去問(数回分)を解いてみます。
過去問の使用法として、ほかにオススメなのは
・問題文、解説文を音読してみる。
→外国語を学ぶ時と同様、簿記特有の言葉に慣れていないことがあります。何回も繰り返し音読してみることで、試験本番で焦らずに済みます。
・解説を丸写ししてみる。
→覚えられない人はどうぞ
・何回も間違えるところは問題文と一緒に紙にまとめる。
→いわゆる間違いノートです。「何回もミスした問題」という点に絞りましょう。書く量は減らした方がいいです。
予備校の公開模試を受けてみる。
難易度は本番と同じ~やや難しい(予備校によって異なります)です。(料金:数千円)
公開模試を実施している予備校はこちら
・資格の大原
・TAC
・LEC など
資格の大原では公開模試とは別に、無料出題予想会を開催しています。スケジュールが合えば、参加してもいいかもしれません。
※これらの申し込み締め切り日はかなり早いです。忘れないよう早めに申し込むことをオススメします。
過去問題集を無料で手に入れる方法
最新1回分の過去問であれば、予備校に資料請求をすることで手に入れることができます。場合によっては本屋においてあります。しかし、複数回載っている、冊子形式の過去問を無料で手に入れることは難しいです。
過去問を無料、あるいは格安で手に入れる方法は無いの?
実は、数百円で過去問を手に入れる方法があります。
過去問を300円で手に入れる方法→TACの簿記チャンピョン大会
なんと普通に買うと数千円の過去問を300円で手に入れる方法があります。
それは…
TACの「簿記チャンピョン大会」に参加することです。
学生(学生証持参)ならば申し込むことができます。
スケジュールは
①試験を行う
②解答解説会
③交流会(軽食が食べられます)
④成績発表、表彰式
参加特典として、過去問(&予想問題集)を手に入れることができます。
自分の実力を測ることができるうえ、過去問も手に入れることができるので、非常におすすめです。都内であれば、渋谷校か池袋校で受験してみてはいかがでしょうか?
詳細はこちらから
※筆者も参加したことがあります。試験自体は難しく、成績はボロボロでした。しかし、大会用の問題であるため、解けなくても資格試験には合格できます。問題ないです。
このイベント以外にも、定期的に割引イベントを行っています。時々、予備校HPを覗いてみてもいいかもしれません。
予想問題集は必要?
A:もし、過去問をやり切ってしまって他にやることがないならば買ってもいいのかな、と思います。時間が足りないなら買う必要はないです。
過去問を制限時間を短縮(120分→60~90分)して9割程度正解するまで繰り返し解く、というやり方がコスパ高い、と思います。
まとめ
・資格試験を受けると思ったら、過去問を手に入れることがおすすめ
・定価で手に入れる方法のほか、予備校イベントなどで安く手に入れる方法もあるよ
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