付随費用・売却などを解説!【5.固定資産、修繕等@簿記3級講座】

5.固定資産、修繕等簿記3級_資格勉強

固定資産の仕訳が分からない!

固定資産は付随費用や売却、修繕など勉強することが色々で大変です。教えてください。

まずは問題文を読んでみましょう。わからなければ、上から順番にクリックしていきましょう。最後に解答解説を読んで理解してください。

問題→ヒント1→ヒント2→解答→解説

ボタンをクリックすると表示されます。

最終的には、ヒントなしで解答仕訳を思い出せるようになりましょう。

解答…一般的な解答

解説…ぼすとん(筆者)おすすめの考え方、覚え方

・減価償却費の基本的な解説記事はこちらのリンクからどうぞ

・売却時の仕訳についての解説記事はこちらのリンクからどうぞ

①固定資産関係

土地の購入

5-1-1.土地1,000円を購入し代金は現金で支払った。

ヒント1:土地(  )、現金(  )

ヒント2:土地(資産)、現金(資産)

土地     1,000     現金       1,000

借方(左):土地を取得したため、土地(資産)の増加です。

貸方(右):現金で支払ったため、現金(資産)の減少です。

1.①土地1,000円を購入し②代金は現金で支払った。

勘定科目:①土地、②現金

2.②現金で支払った(現金が減った)ため、〇〇/現金

3.土地/現金

土地の購入&付随費用

5-1-2.土地1,000円を購入し代金は現金で支払った。

なお購入にあたって登記料手数料等の付随費用合計100円を現金で支払った。

ヒント1:土地(  )、現金(  )

ヒント2:土地(資産)、現金(資産)

土地本体

土地     1,100     現金       1,100

※土地1100=1000+100

土地1000/現金1000

借方(左):土地を取得したため、土地(資産)の増加です。

貸方(右):現金で支払ったため、現金(資産)の減少です。

付随費用

土地100/現金100

借方(左):付属費用は、今回は「土地」の勘定科目で処理します。土地(資産)の増加です。

貸方(右):現金で支払ったため、現金(資産)の減少です。

購入時の付随費用は取得原価(今回は土地)に含めます。

本体(土地)は当期だけではなく長期間使えます。

付随費用は本体を使えるようにするための費用であるため、当期」の費用にはしない方(資産にする)がより適切です。

付随費用は本体と比べて少額ですから、本体と同じ勘定科目(土地:資産)を使います。

★コラム★ 資産と費用のふんわりとしたイメージ 迷ったら参考にしてみてください。

資産(特に固定資産) 「多額(数十万円~)」「当期だけではなく、長期間使う」

例:建物(数十年は使える)、備品(高額なパソコンや机など)

費用 「少額(おおよそ10万円か20万円まで)」「当期だけ使う」「使ったらおわり(消えてなくなる)」など

例:消耗品「費」(ボールペン、消しゴムなど)、旅費交通「費」(鉄道、タクシーなど)

※どちらも、実体のある「モノ」だけではなく、目に見えない「サービス」も範囲に含まれます。例えば、著作権(資産)や通信費(費用)などです。

1.①土地1,000円を購入し②代金は現金で支払った。

なお購入にあたって登記料手数料等の③付随費用合計100円を④現金で支払った。

勘定科目:①土地、②現金、(③土地)、(④現金)

2.(①と②について)

②現金で支払った(減った)ため、〇〇/現金

3.(①と②について)

土地/現金

2.(③と④について)

④現金で支払った(減った)ため、〇〇/現金

3.(③と④について)

土地/現金

土地の売却

5-1-3.所有していた土地(帳簿価格1,000円)を1500円で売却し代金は現金で受け取った。

ヒント1:土地(  )、現金(  )、固定資産売却益(  )

ヒント2:土地(資産)、現金(資産)、固定資産売却益(収益)

現金       1500      土地     1,000

                            固定資産売却益    500

借方(左):現金を受け取ったため、現金(資産)の増加です。

貸方(右):(1000円)土地を売却したため、土地(資産)の減少です。

      (500円)差額500円は売却益(収益)として処理します。

1.所有していた①土地(帳簿価格1,000円)を1500円で売却し②代金は現金で受け取った。

(問題文に書いていないが、③利益は500円、と読み取れるとGOOD)

勘定科目:①土地、②現金、③固定資産売却益

※モノを売買すると利益や損失がでます。問題文に利益や損失の額はかかれていないこともありますが、忘れずに。

1000円のモノを1500円で売った。→500円の利益

※試算表や精算表では「固定資産売却益」と埋める問題が出されます。勘定科目のところが空欄になっています。

2. 1000+500=1500より 借方、貸方のうち、どちらかが「1000円の勘定科目と500円の勘定科目」、もう片方が「1500円の勘定科目」です。

②現金1500円を受け取っているのだから、

現金1500/〇〇となります。

ここで、1500円の勘定科目は借方(左)であるから、

現金1500/〇〇1000

    /〇〇500 と貸方(右)の一部もわかります。

3.また、土地1000円を売却しているから、

現金1500/土地1000

〇〇500

となります。

4.最後に、500円の勘定科目は③固定資産売却益であるから、

現金1500  /土地1000

固定資産売却益500 

となり、仕訳は完成です。

仲介手数料と家賃

5-1-4.部屋を借りる際、不動産業者に対する仲介手数料1万円と1か月の家賃5万円を現金で支払った。

ヒント1:支払手数料(  )、支払家賃(  )、現金(  )

ヒント2:支払手数料(費用)、支払家賃(費用)、現金(資産)

支払手数料           10,000                 現金       60,000

支払家賃            10,000                

借方(左):費用の発生のため、支払手数料(費用)と支払家賃(費用)の増加です。

貸方(右):現金で支払ったため、現金(資産)の減少です。

1.部屋を借りる際、不動産業者に対する①仲介手数料1万円と②1か月の家賃5万円を③現金で支払った。

勘定科目:①支払手数料、②支払家賃、③現金

支払手数料と支払家賃で分けて考えてもいいでしょう。

2.(支払手数料)現金で支払ったため、〇〇/現金10,000 

 (支払家賃)現金で支払ったため、〇〇/現金50,000

3.(支払手数料)支払手数料10,000/現金10,000

 (支払家賃)支払家賃50,000/現金50,000

代金は月末に支払い

5-1-5.備品1,000円を購入し 代金は月末に支払うことにした。なお購入にあたって送料据付費等の付随費用合計100円を現金で支払った。

ヒント1:備品(  )、未払金(  )、現金(  )

ヒント2:備品(資産)、未払金(負債)、現金(資産)

備品       1100      未払金    1,000

                            現金       100

備品1000/現金1000

借方(左):備品を買ったため、備品(資産)の増加です。

貸方(右):代金を支払う義務が生じるため、未払金(負債)の増加です。

備品100/現金100

借方(左):付随費用は(今回は)「備品(資産)」として処理します。

貸方(右):現金で支払ったため、現金(資産)の減少です。

購入時の付随費用は取得原価(今回は備品)に含めます。

1.①備品1,000円を購入し、②代金は月末に支払うことにした。なお購入にあたって送料据付費等の③付随費用合計100円を④現金で支払った。

勘定科目:①備品、②未払金、(③備品)、④現金

付随費用の考えは、3-7-1や5-1-2と基本的に同じです。買った時の付随費用はメインの科目に含めます。

メイン(備品)と付随費用(送料据付費等)を分けて考えます。

2.(備品)→備品1000/〇〇 資産を買った(増えた時)は借方です。(5-1-1など参照)

 (付随費用)→備品100/〇〇

3.(備品)→備品1000/未払金1000

 (付随費用)→備品100/現金100

※将来払うべき義務→商品:買掛金 商品以外:未払金

代金の支払い

5-1-6.かねて購入した備品の代金1,000円について、小切手を振り出して支払った。

ヒント1:備品(  )、当座預金(  )

ヒント2:備品(資産)、当座預金(資産)

未払金    1,000     当座預金              1,000

※かねて…以前から、以前に

借方(左):代金を支払う義務がなくなるため、未払金(負債)の減少です。

貸方(右):当座預金から引き落とされるため、当座預金(資産)の減少です。

1.①かねて購入した備品の代金1,000円について、②小切手を振り出して支払った。

勘定科目:①未払金、②当座預金

※備品を購入して、後で支払う場合の仕訳(備品/未払金)を考えてみましょう。

2.②小切手を振り出しているから、〇〇/当座預金(2-2-2参照)

3.未払金/当座預金

土地の売却

5-1-7.所有していた土地(帳簿価額1,500円)を1,000円で売却し代金は月末に受け取ることにした。

ヒント1:土地(  )、未収金(  )、固定資産売却損(  )

ヒント2:土地(資産)、未収金(資産)、固定資産売却損(費用)

未収金    1,000     土地       1,500

固定資産売却損    500                     

借方(左):(1000円)「将来、代金を受け取る権利」であるから未収入金(資産)の増加で処理します。

      (500円)差額を固定資産売却損(費用)で処理します。

貸方(右):土地を売却したため、土地(資産)の減少で処理します。

※1500円のものを1000円で売ったため、500円の損です。

※未収金≒未収入金

1.①所有していた土地(帳簿価額1,500円)を1,000円で売却し②代金は月末に受け取ることにした。(5.1.3も参考に)

(③問題文に書いていないが、売却損や売却益は自分で計算します。1500円のモノを1000円で売却した→500円の売却損)

勘定科目:①土地、②未収金、③固定資産売却損

2.1000+500=1500より 借方、貸方のうち、どちらかが「1000円の勘定科目と500円の勘定科目」、もう片方が「1500円の勘定科目」です。

①土地1500円を売却しているから、〇〇/土地1500 すなわち、1500円の勘定科目は貸方(右)です。

よって、借方は

〇〇1000/土地1500

〇〇500

となります。

3.問題文より、1000円の勘定科目は②未収金、500円の勘定科目は③固定資産売却損です。

未収金1000  /土地1500

固定資産売却損500

売却代金の受け取り

5-1-8.かねて売却した土地の代金1,000円(未収入金)を現金で 受け取った。

ヒント1:未収金(  )、現金(  )

ヒント2:未収金(資産)、現金(資産)

現金 1,000         未収金 1,000

借方(左):現金で受け取ったため、現金(資産)の増加です。

貸方(右):「将来、代金を受け取る権利」が減るため、未収入金(資産)の減少です。

1.①かねて売却した土地の代金1,000円(未収入金)を②現金で 受け取った。

勘定科目:①未収入金、②現金

2.②現金で受け取ったため、現金/〇〇

3.現金/未収入金

②修繕関係

5-2-1.修繕のため500円を現金で支払った。

ヒント1:修繕費(  )、現金(  )

ヒント2:修繕費(費用)、現金(資産)

修繕費    500        現金       500

借方(左):修繕のための費用であるため、修繕費(費用)の増加です。

貸方(右):現金で支払ったため、現金(資産)の減少です。

1.①修繕のため500円を②現金で支払った。

勘定科目:①修繕費、②現金

2.②現金で支払ったため、〇〇/現金

3.修繕費/現金

建物の改装工事

5-2-2.建物改築の代金1,000円は小切手を振り出して支払った。(改良に相当します)

ヒント1:建物(  )、当座預金(  )

ヒント2:建物(資産)、当座預金(資産)

建物       1,000     当座預金              1,000

借方(左):建物の(修繕ではなく)改良であるため、建物(資産)の増加として処理します。

貸方(右):当座預金から引き落とされるため、当座預金(資産)の減少です。

1.①建物改築の代金1,000円は②小切手を振り出して支払った。(①「改良に相当」します)

勘定科目:①建物、②当座預金

2.②小切手を振り出しているから、〇〇/当座預金(2-2-2参照)

3.建物/当座預金

※修繕費:壊れたところを修理しただけ マイナスがゼロになる

例…屋根が壊れたから工事した場合→修繕費

※資産(建物など):改良工事することで価値が上がる ゼロがプラスになる

例…リフォームや増改築など→資産

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投稿者プロフィール

ぼすとん
ぼすとん
【略歴】
20代男。都内の監査法人に勤務。
大学4年より公認会計士試験の勉強を本格的に開始。
その後、税理士法人で働きながら勉強を続け、何度もチャレンジしながら合格をつかみとった。
なお、大学4年間の塾講師アルバイト経験あり。

将来は自分の会計事務所を持つのが夢。

【資格】
公認会計士試験(論文)&日商簿記1級

【趣味】
サイクリング、将棋、食べること

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